樺沢紫苑さん『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』を読んだ📖

4.0
レビュー

樺沢紫苑さん『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』を読んだ📖

はじめに

最近、人間関係がうまくいかないと感じています…。💭

これを読まれている方も、家族や職場の同僚、上司と過ごす日々の中で、「どうしてこんなことを言われるんだろう?」「自分は間違っているのかも…」と悩む瞬間は少なくないはずです。

私自身も、「考え方の違いがわからない」「自分のせいかも」と自分を責めてしまうことが多く、気づけば日々の悩みが積もっています。

そんなときに手に取ったのが、樺沢紫苑さんの『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える』です。
この本は、「言語化する」ことによって、悩みや感情の整理ができるようになる、というテーマを掲げています。

本書では「言語化」をキーワードに、悩みのコントロールや視座を転換する方法が紹介されていて、今まで考えもしなかった視点がたくさん詰まっていました。
日常の悩みを少しでも軽くしたい人には、まさにピッタリの本だと感じています。

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本の概要

この本のテーマは、悩みを「言語化」することによって、無意識に溜め込んでしまうモヤモヤを解消していくというものです。

多くの情報を取り込んでは、モヤモヤしてしまって悩みが尽きないという人が多い今、「自分で変えられないものと、変えられるものを見分ける」ことが一つの解決策になります。

この本では、「悩みのコントロール度を知る」ことで、悩みを大きくしすぎないための方法がわかりやすく解説されています。

悩みを見つめ直すために、「コントロール軸」「時間軸」「自分軸」という3つの軸を使って視点を変えることの重要性や、この考え方に基づいて、悩みを「ロングショット(抽象的視点)」と「クローズアップ(具体的視点)」の両面から捉え直すことについて解説されています。

また、悩んでいるときの感情を変える工夫として、具体的な方法もいくつか紹介されていました。
ここからは私この本を読んで印象に残ったところをご紹介していきます。

 

印象に残ったところ

読み進めていく中でとくに心に残ったのが、「人間は変わらないが人間関係は変わる」という一節です。

これは、自分以外の人の考え方や行動を変えようとしても難しい、でも「その人との付き合い方は変えられる」という考え方です。これに気づいたことで、「どうしてこの人はこうなんだろう?」と無理に理解しようとしたり、自分に原因があるのかと悩む時間が減り、日常の対人関係が少しずつ楽になっていきました。

また、本書で紹介されていた「ポジティブ変換の言葉」も日常に取り入れやすく実践的でした。

ネガティブな言葉を言ってしまったあとに、「とはいえ」「でも」「それはそれとして」といった言葉を使うことで、次に続く言葉はポジティブなものにならざるを得ないという発想👀

悩みやネガティブな感情に振り回されずに、冷静に考えを切り替えられるようになりました。
これを日頃から意識して使うようにしてみていますが、不安や心配ごとが少しずつ減っているのを感じます。
言葉の使い方ひとつで、悩みや不安をスッと和らげることができるのだと気づかされました。

 

 まとめ・どんな人におすすめか

この本を読んで、「悩みは変えられないものもあるけれど、言語化してみると違う見え方ができる」ということに気づかされました。私のように、家族や職場の人間関係で悩みを抱えている人、自分ではどうにもできない状況に落ち込んでしまう人にとって、この本は大きな支えになるのではないかと思います。

「変えられないことに執着しすぎていないか」「自分の考えをもっと柔軟にできないか」そんなことを悩んでいる人には、ぜひ手に取ってほしい一冊です。言葉の使い方や視点を少し変えるだけで、今までと違った景色が見えてくるかもしれません。もしも悩みや不安で一杯になっているなら、まずは「言語化の魔力」を体験してみることをおすすめします。

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