もうすぐクリスマスですね。
今年のクリスマスは2歳半になる子供といっしょに過ごすのですが、
今年は物ではなく、体験をプレゼントしたいなと思い、
近場で密にならないような場所に(キャンプとか、スキーとか)
行ってみるのはどうかな、と思い立ちました。
そんなことをきっかけに自分の子供の頃を思い返すと、
旅行やお出かけに行った2歳ごろの記憶がまったく思い出せません。
しかし、自分の親には「色んな所に連れて行ったのになあ」と嘆かれる。
申し訳無さを感じることがありました。
じゃあ、今の時期に子供とどこかへでかけて、
特別な体験をしても、大きくなる頃には覚えて無いんじゃないか、
と思ったので、2歳頃の記憶が将来的にどのように影響するのかを調べて
旅行など特別な体験の必要性を検討してみることにしました。
エピソードは単語より覚えにくい
言葉や顔は毎日同じ事を見聞きし、繰り返し学習することで覚える。一方で、非日常的な出来事はエピソード記憶と呼ばれ、一つのエピソードに対していつどこで何をしたと繋げることで記憶している。エピソード記憶については繰り返し学習に比べて発達が遅く、3歳くらいから機能すると言われている。
- 3歳までに脳の8割が完成すると言われている
- 脳が発達するにつれて神経細胞の繋がりがより複雑に
- 海馬など脳内で記憶を司る部分も3歳くらいで完成
- 3歳以前の記憶は脳の発達とともに埋もれてしまい取り出しにくくなってしまう
インパクト大の出来事は覚えていることがある
何がその子にとってインパクトがある出来事かは分からない
3歳頃に経験したことが全て無駄というのは考えにくい
3歳の子供は毎日家や保育園などで過ごすことが日常的
場所の変化は比較的少ないのでお出かけという一大イベントは特に記憶に残りやすいのかも
3歳頃に経験したことが全て無駄というのは考えにくい
3歳の子供は毎日家や保育園などで過ごすことが日常的
場所の変化は比較的少ないのでお出かけという一大イベントは特に記憶に残りやすいのかも
- 幼児は自分で環境を整えることはできない
- 脳を作っている最中で何もないのはもったいない
- 無駄と思わず環境を作ってあげることが大事
特別な場所に連れて行かなくても大丈夫
公共の施設を何度も訪れるのでもいい
ただ連れて行くだけではなく子どもとの対話を大切にする
それだけで子どもの記憶にはより深く残る
成長するにつれて楽しかった思い出が徐々に興味関心へと移っていく
ただ連れて行くだけではなく子どもとの対話を大切にする
それだけで子どもの記憶にはより深く残る
成長するにつれて楽しかった思い出が徐々に興味関心へと移っていく
- どんなところが好きだった、不思議だなと思ったことはあるかなど
子供に質問したり感想を聞く - 親子で一緒にその日の体験を振り返る
ドーパミン分泌の循環
脳科学者の茂木健一郎さんが2017年に書かれた記事
脳80%は5歳頃までに基礎が完成
それまでにドーパミン・サイクルを発達させることが重要
脳80%は5歳頃までに基礎が完成
それまでにドーパミン・サイクルを発達させることが重要
ドーパミンとは脳内の神経伝達物質
嬉しいことや楽しいことがあると分泌されるので
脳内報酬とも呼ばれる
嬉しいことや楽しいことがあると分泌されるので
脳内報酬とも呼ばれる
ドーパミンが分泌される体験を何度か重ねると脳は快感を覚える→あの気持ちいいこともう1度やろう→もう一度チャレンジする
- 5歳頃までに培ったものをベースに生きていく
- 嬉しい、楽しいことに取り組むサイクルを作る経験=可能性という宝探し
- 日常の中でも定番5割サプライズ5割
まとめ
2歳っていう小さい時にいろんな体験をさせることと、
現在大人になった自分が当時の体験を覚えていないっていう現状を突き合せて
果たして今の時期に色々な体験をさせることって重要なんだろうか?
という疑問の答えは、少し調べただけでも今の時期は脳を作っている大事な時期だから様々な体験をさせてあげた方が良いという結果に。
賛否もなくわかりましたw
今後はこういったことを意識して2歳の子供と接していきたいなと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
こちらの記事を参考にさせていただきました。
脳の8割が完成"5歳まで"にやるべきこと ドーパミン・サイクルを養う方法
「天才」と呼ばれる人たちは、何時間も集中力が持続します。なぜなのか。脳科学者の茂木健一郎氏は「脳の中でドーパミンが出やすい回路ができあがっているから」といいます。さらに茂木氏は「脳の80%は5歳ごろまでには基礎が完成してしまう。それまでに『...
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