子育ての指標に。エリクソンの年齢別発達課題

生活

私の子供は2歳半に差し掛かり、いわゆるイヤイヤ期と呼ばれる時期に入ってきたかなと感じています。そんな子供と付き合っていく中でこの場合はどうやって対応したらいいんだろうと悩むことが増えできました。
周囲に相談すると、3歳になるともっと大変だ、小学生に上がったらもっと大変だと、私はさらに不安を募らせることに。
そんな頃に色々と調べていて出会ったのがエリクソンというアメリカで最も影響力のあったとされる発達心理学者の方が提唱されている「年齢別発達課題」という概念です。

人間が生まれてから死ぬまでの期間を8つの段階に区切り、それぞれの段階で発生する課題と、その課題を乗り越えた時に得られる要素を言語化してくれています。

エリクソンさんとは

アメリカで最も影響力のあったとされる発達心理学者の一人 erickson さん
アイデンティティの概念を生み出した人

アイデンティティ
同一性これがほかならぬ自分であり他のものではないという状態 

エリクソンの提唱する発達段階

心理社会的発達理論には

乳児期
遊戯期
学童期
青年期
成人期
壮年期
老年期

8つの発達段階がある

この発達段階のうちそれぞれ心理社会的危機が存在し、その危機を乗り越えることで力を身につけることができるという理論

乳児期 生後〜18ヶ月

心理社会的危機
基本的信頼 vs 不信
得られる力
希望

適切な世話を受けることで赤ちゃんと関わる人の信頼感が構築誰希望という力を獲得することができる
泣いても放置され続けた赤ちゃんは周りに不安や不信感を持つ

幼児前期19ヶ月〜3歳

心理社会的危機
自立性 VS 羞恥心
得られる力は
意思

全てのことで周囲の人が世話をしてくれた乳児期より、様々な事が自分でできるようになっていく
適切なチャレンジの機会があれば自信をつけてもっとろんなことをしてみようと思います
そして自分の意思という力を獲得することができます
全ての事に親や周囲の人が手を出して本人の挑戦する機会を奪ったり、挑戦して失敗したことを非難してしまうと、子供の自立性は育つことなく逆に周囲が自分を信じてくれないという疑惑が生まれる

遊戯期3〜5歳

心理社会的危機
積極性 VS罪悪感
得られる力は
目的意識

同年代の子供との交流が増え、幼稚園保育園での友達と過ごす外の世界に興味を持つ時期
様々な事象の「何故=目的」を知ったり経験することで目的意識という力を獲得
これらの自発性や自主性のある積極的な活動に対して親が面倒くさい態度をとったり厳しく躾しすぎると子供は罪悪感を覚える

学童期6歳から12歳

心理社会的危機
勤勉性VS劣等感
得られる力は
有能感

小学校に入って学び始め、様々なことを習得する時期
自分に能力があることを自覚し有能感を獲得する
失敗したり苦手なことでつまずいた時に大人がフォローせず、できないことを咎めるだけでは子供は
劣等感を抱く
慢心しないように、できたことを褒めすぎない、できないことを劣等感を抱かせないよう
適切にフォローし本人が克服できるように導くことが大切

青年期 12歳〜18歳

心理社会的危機
アイデンティティーvsアイデンティティーの混乱
得られる力は
忠誠心

思春期である青年期は自分が何者であるのかと思い悩む時期
「自分らしさとは」「自分は何をしたいのか」など
「自分は〇〇だ!」と自我同一性、つまりアイデンティティーを確立することができれば、自分自身の価値観を信じ、それに対して貢献し応えようとする「忠誠心」という力を獲得する。
同一性が拡散してしまい、アイデンティティーを確立することができなければ、「自分は何者なのか」「なぜ存在しているのか」と悩み続ける。
コミュニティに属し、役割を得て、社会から必要とされると実感することも、アイデンティティーを確立するための手段の一つ。

初期成人期 18~40歳

心理社会的危機
親密性 vs 孤独
得られる力は
愛と幸福

自分を確立していき、友人や社会恋愛などにおいて信頼できる人たちとの仲を深めていく過程
出てくる課題は孤独
相手に自分を受け入れられるか、自分を否定された時にどうするかなど
孤独に立ち向かう方法を学ぶ。
アイデンティティが確立されていないとネガティブな状態になってしまうことも。
自分が自分を受け入れ、本当に信頼できる人と関わることにより獲得できるのが愛と幸福です

壮年期 40~65歳

心理社会的危機
ジェネラティビティーvs停滞
得られる力は
世話

ジェネラティビティーとはエリクソンによる造語で、次世代育成能力(子供を育てたり後輩を育成したり、後の世代に貢献すること。)
自分の時間やエネルギーを子供や若者に使うこと生きがいを感じる人が多い
子世代への貢献により世話という力を獲得
共同体に関与せず常に自分のことだけ考えて生きるこのような状況は停滞と呼ばれます
次の世代に何も残せず停滞してると感じると次のように辛くなるかもしれません

老年期 65歳以上

心理社会的危機
自己統合vs絶望
得られる力は
賢さ

それぞれの発達段階において心理社会的危機を乗り越え力を獲得してきた
満足のいく人生だったか?自分の死後に残るものはあるか?
この質問への答えが YES なら、賢さを得られる
多くの
後悔を抱え、こんなはずじゃなかったという気持ちが強いと、絶望的な気分になり、穏やかに余生を送るのは難しそう

さいごに

このような声掛けをすれば、とかこんな便利な道具を使えば、というような具体的な話ではないのですが、段階的な目標に対して、我が子の場合はどのようにして行けばいいか、と考えるきっかけになったので、一種の子育ての指標になるのではないかなと思います。

気になられた方はさらに詳しく調べてみることをお勧めします!

 

 

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