Amazon Prime Videoで「0.5の男」を見た
見るきっかけ
アマプラで視聴、気になるタイトルとみどころ文だなと思って積んでいたドラマです。
いつ見ようかタイミングを見計らっていたところ、愛聴している「ゆとりっ子たちのたわごと」というポッドキャストでこの作品が紹介されていて、好きなMC二人が語っているのを聞いたので見る意欲が湧き出て、家事や単純作業の合間に一気見しました。
どんな人におすすめ?
難しい話ではなく、シンプルで面白みのあるドラマなので、ながら見でも惹きつけられて手が止まることが何度かありました💦暮らしの中で家族との距離が近い人、二世帯住宅を考えている人など、家族や自分自身について向き合う時間を取りたいなと思っている方におすすめです。
感じたこと
以下ネタバレ含みますので注意⚠️
要所要所、セットの構図と心情が絡まってて、セット作りまで考えられた脚本なんだな~とドラマ作りの奥深さを感じました。部屋視点で見るとシンプルで孤独だが、引いて家全体でみたら複雑であったかい感じ。
同じ屋根の下に住むそれぞれの気持ちが交差していて、誰かが誰かの支えになれる事がある。暮らしって、ほとんどが面倒でややこしい条件の中でのストレスフルな暮らしだけれど、その「ほとんど」を繰り返してもいいと思えるほどの幸福感が、ほんの少し、ときどき現れる。そういう幸福感を切り出したドラマだなという印象!
主人公の情深さや人の気持ちを察してしまう優しさ、すばらしい人格だなあ。
もはやこの人格が形成されていさえすれば、今後どうとでもなるというか。苦労は多くても幸せの実感が多い人生を送れそう。他人へ優しい人が身につけるべきは、自分への労り、最読んだ本の言菜を借りれば、「Doctor Yourself」なんだなあとつくづく思う。自分で自分をよく労って、ご機嫌を取る。
ひきこもりがいる家庭という図が、この家と隣の家とでさり気なく比較されていることに徐々に気がついて、隣の奥さんが何か意味深にこちらの家をのぞきこむのも、家から出てきた主人公を訝しげに見るのも、あれは自分の家もそうだから、あちらの家はどうしてるのかな…みたいなことなんだろうな。訝しげな目線にダメージを食らうが、実は「参考にしたい、相談したい」みたいな自分ごとでの目線だったっていうウロコ感が、自分も主人公も価値観に惑わされて他人を見てしまうんだな、と「他人を見た目で判断してはいけない」という教訓をガツンと強く言われるんでなく、自ら気づくように教えられたようでした。すごくソフトに。すごく優しく。
どう活かす?
現実はもっと複雑だしな..ドラマみたいにシンプルにいいとこ取りできるわけではない、と思いそうになるも、いや、複雑にしちゃってるのかもしれない。もっと本当はシンプルで素直ことなのかも。と思い直しました。
素直に、話したいことは何でも話せる、でも秘密にしたいことはしていていい、すべてを把握しなくてもあなたを信じているという信号が、家庭含む集合体には心地よいのかもしれないです。
コメント